秋の収穫祭

金にあまり執着しないタイプだけど、上手い使い方できたらやっぱり嬉しいよね。

 
秋フェスに小さい秋見つけにいったら大きな愛に気づいてしまった。
 
 
御託
 
カルチャーズ最前中央やや上手寄りの位置でハコムスちゃん観れたことは自分が予想してたより大きな意味を持つ収穫だった。みんな表情作るのうますぎな。他ので最前にこだわったことあんまないけどハコムスは最前がサイコーだってハッキリわかんだね。
 
からの物販。俺がクッソ人見知りだからさんみゅ〜ちゃんくらい逢瀬を重ねないとなかなか普通に喋れるようにならんのだけど、若さか性格か女優だからかめっちゃ気さくに無邪気にたくさんお話してくれて僕サイコーに幸せです。もう少し慣れたらもっと楽しめる気がするから苦手な握手、ハコムスファンを謳歌する為に克服しようと思いました。あ、さんみゅ〜ちゃんの握手がクソって話はもう聞き飽きたからいらないよ。
 
そしてベルサールへ。初野外だったらしいんだけど、立ち最前中央のナイスポジで期待を裏切らないメンバーを愛でることができた。撮影オッケーでみんなカメラ持ってカシャカシャ。もともと俺も世間一般の理解認識に倣ってカメコ全員死ねゴミカスクソ性癖野郎視界に入るなキモオタ程度には思っていたんだけど、今回ばかりは撮ったよ俺も。撮影に適した位置だったのもあるし、ここらで一回撮っておいた方がいいなって。で、真赤な自転車を丸々一曲ケータイに収めておいた。手は固定、目線はメンバーへという器用なことやったおかげでサイコーに楽しめたけど、電池切れで俺が一番好きな海へ行こうが撮れなかったのは今でも悔やまれる。
 
 
そんで最後にカルチャーズでアイルネ。そもそも俺アイルネファンだったしね。初期のオタクがまだほぼついてなかった頃は17才すら満足に歌って踊れてなかったってことを思い出すのも一苦労なくらい観る度に成長してるんだよな。新木場コーストでのフェスのあとカルチャーズ新人定期が始まってTIFに出たって流れでオタクも明らかに増えていった印象。新人賞ケースとかアイルネ全通してた頃が既に懐かしい。一ヶ月前のライブのブログでも書いたけど、今のアイルネなら大抵のアイドルは食える。真実がアイルネのことパワフルだって言ってたけど、まさにその一言だと思うし、名曲ルネサンスってコンセプトに恥じない曲選も素晴らしい。安易に著名曲をチョイスせず本当にいい曲を選んでる。そして何より、メンバーがそれらを自分のモノにできるレベルまで努力をしているってのが1番の強みかな。この5ヶ月で10曲以上持ち曲増えてるんだよね。ただ単に振り覚えて歌割覚えて披露することはそれなりに頑張ればどこのアイドルさんでもできるかもしれんけどさ、それを全て高いレベルでお客さんに観せることって容易じゃないでしょ。夏の新人定期が彼女らにとってとても大きな経験となったことは想像に難くないし、毎週ライブをやることで毎回見つかる課題をその都度解決する為相当な練習を積み重ねてきたって聞いてる。オリジナル曲じゃなく、他人のしかも名曲と呼ばれるものを披露するんだから、その曲らには既に強い力とイメージが付随していて、ハードルも其れ相応に上がるし、より扱いにくいだろうし、どうしても曲負けしてしまうと思う。実際初期は完全に負けてたしね。でも今、それを自分たちのモノにしてステージに上がれてるってことは、並々ならぬ努力と意識の高さが成せる技だよなと感心しきりだった。ライブを観ててステージからの圧力をあそこまで感じるアイドルはなかなかお目にかかれないと思うよ。
 
レベルの高い課題を運営が用意して、まだそのレベルの技術は無くともそのレベルの意識を持ってるならば、必ずやその課題をクリアできる技術レベルにまで達する。
 
これを実践できるってのはやっぱすげー。あとオタクの話。俺の考えとは相容れないオタクばかり増えていったから今まであまり関わってこなかったんだけど、いいライブの盛り上げ方してくれてるなって思った。でも次の演者が控えてるのにアンコール叫ぶのは本当に死んだ方がいい。てか死ね。
 
 
結語
 
ハコムスにしろアイルネにしろカバー曲オンリーでオリジナルは持ってない。一見弱みに受け取られるかもしれないけど、その考えは安直でつまらんと気づいた方がいい。カバーの良さって、名曲をカバーすれば下手なオリ曲より当たり前にクオリティは高いから安心だよねってことだけじゃなくて、それらを完全に自分たちのモノにできたとき、オリ曲カバー曲の仕切りは意味をなさなくなり、それはカバー曲という枠を飛び越えて純粋にそのアイドルの持ち曲としての本質的な地位を確立し、曲のクオリティと合わせてとても強力な武器と成り得るってことでもあると思う。懐古主義のおっさんホイホイなんて表面的でしかないんだ。歳に関係なく、元ネタを知ってるか否かも関係なく、スゴいことをやってるところに人は集まる、という至極真っ当なことなんだ。
 
最後にハコムスの菅沼もにかちゃんのインタビューを貼って締めるね。
 
 
本人の口から聞ける言葉ほど強いものはないし、ファンやオタクの方が本人より本人のことを考えてるってことは大抵の場合あり得ないんだから、オタクではなくファンを公言する以上、応援の意味を履き違えることなく見守っていきたいなと思った小さい秋に気づかされた大きな愛でした。