さんみゅ〜が再び武道館を目指しだしたことについて

僕の記憶が確かであれば、ちょうど二年ほど前、赤坂サカスでのフリーイベントで"前にススメ!"を歌ったとき、長谷川怜華さんが涙ながらに武道館への想いを語った以来、ぱったりと"武道館"というワードをさんみゅ〜の口から聞くことはなくなりました。まだそれを口にできるレベルにないと理解しての足掛かり的な"目指せオリコンTOP10入り"だったのかもしれませんが、ようやく本人たち、ないしは運営のなかで"武道館"が現実味を帯びてきたということなんでしょう。

大いに歓迎するところでありまして、その熱意に水を差そうなどとは考えもしませんが、少なくとも6000人は集めないとライブが成立しない武道館という箱を現実的と考えられるようになった裏付けはなにか、に思いを馳せるのです。昨年の春に行われましたステラボールでのワンマンと、この度全国ツアーと銘打って東阪福で行われたライブのなかで僕が唯一足を運んだ東京山野ホールの集客に注目しますと、ステラの1部が200人ほど、2部が250人ほど。山野の1部が250人ほど、2部が300人ほど。明確な数字ではありませんが、関係者席以外の座席数に空席を大まかに差し引いて導き出してますので、さほど的外れなものでもないと思われます。これを信頼して6000人への道のりを単純計算で考えると、1年で50人増えるとして、だいたいあと115年で夢は叶うわけです。聞いた話によると、福岡でのライブの集客は、ゲストとして呼んだ他のアイドルのオタクと合わせても50人ほどだったらしいので、その数字の正確性はさて置き、それくらいの人数と感じとられる程度の集客であったということは理解できるわけでして、なかなかに先は長いなと思わざるを得ません。まあ現実問題、武道館にいくようなアイドルは年50人どころじゃない爆発的な増加があって当然ですから、集客人数をみてというよりも、今自分たちがやってることへの自信だったりがこの先に起こるであろうさんみゅ〜大ブームへの裏付けとなって封印を解いたんでしょう。ただ、口に出すことで目標に近づくみたいなこともありますから、山野でのワンマンのような質の高いライブを積み重ねていくことをまず第一として頑張ってくれたらと思います。

武道館は100万円使って最前取りますので、よろしくお願いします。