ハコムス、涙のリリイベ in 渋塔

ただの勝手な不満です。

プロモーションとしては妥当な判断でしょう。理解してます。しかし、僕のこじつけはそんなものに負けはしません。

無駄な時間を6時間弱場所取りに費やし、まあなんの確約もない話ですから、最前最中の価値などライブが始まってみないことにはわかりません。しかし、ほんとに待ってる間というのは暇で暇で、時間を浪費してるという実感が凄まじく、そうなると苦痛に比例して期待も並々ならぬものとなります。思い描くのは、どこよりも見やすい特等席でして、金を払わない代わりに時間を費やすんですが、たった一言で板に描かれた城は風に飛ばされ、残ったのはみすぼらしいプレハブ小屋という実体です。

座ると、まず見えない。まさに高い建造物を見上げているときの姿勢で、阿部を見るにつけ、あーこれがアベノハルカスか、とバカになるしかない自分に同情さえしました。そうなると首が痛い。見上げてもよく見えませんから、結果見ることを諦めます。メンバーの目線は当然前に向きますから、見事に僕たちの存在は渋塔から消え去り、互いが互いを認識できないこの場所を6時間もかけて守っていたのかと、ただただ自分に腹が立つのです。

といっても、こんなことはどーでもいいのです。勝手に期待して、享受できなきゃ落胆し怒る、なんてほっとけばいい。問題はそこになく、このやるせない思いにこじつけた理由の方にあるのです。

持論ですが、アイドルは、ド地上は除いて、平等こそ損を生むと考えています。頑張った分のご褒美への期待が持てるから皆金も時間も費やすわけで、共産主義の問題と同じように、平等の下には怠惰が育ちます。オタクが頑張らなくなって困るのは誰かと。まあ僕頑張ってないんでなんの説得力もないですけどね。

先に言ったように、わかるんですよ。そりゃ折角来てくださった方々、できれば全員に楽しんで欲しいと。もし新規がいるなら、そっちが何より優先だと。当たり前のことです。ただ、誰よりも楽しみにしてたのは誰かと、丁度計るものがありませんから、楽しむために費やした努力で単純に比べると、やはり費やした金と時間でしょう。なんというか、まあこのモヤモヤは間違いなく僕自身のせいでしょうし、こんな感じでもっともらしい理由をつけてあげても虚しいだけなんですけど、ただただ悲しいなって感じでした。

スッキリしたので終わります。