マイ・フレンドシップ・キルト(ネタバレあります)

野田真実ちゃんが可愛いので観に行きました。特に何かを期待してということもなく、アイドル映画らしく出演者の可愛い映像が観れればいいかなくらいの感じでカルチャーズに向かったんですが、なんと形容していいものか。そもそも僕はまみちゃんが出演するから観に行ったわけなので、その映画の内容だったり出来だったりは二の次でして、スクリーンに映し出されるまみちゃんを拝めただけで満足であることに留意して。まず、映画はやっぱり映画館で観るものだなと。あと上映時間44分と試写会直前にアナウンスされたんですけど、これでフル尺なんでしょうか。物語自体は簡単なのに話の繋ぎ目が荒くて「なんで?」がいくつも。試写会用に無理に縮めた結果のこれなのか、まだ編集途中なのかよくわかりませんが、二度目の謝罪の意味、写真部の子の気持ちの変化とそのきっかけ、横断幕製作の目的の未達成、とまあ結局この映画を通して何が言いたかったのかさえよくわからなく、それが友情なら写真部の子の心境の変化の描写は外せないでしょうし、恋愛であってもまた写真部の子がキーマンでしょうし、話の柱として横断幕製作があるのに最後は主人公抜きで作るだけ作ったのはいいとしても、部屋で写真を撮るために作ったのか、応援のためじゃないのか、なぜ試合に応援に行かないと疑問が次々湧いてきまして、一体彼女たちは何がしたかったのでしょうか。横断幕の製作と重ね合わせて友情をキルティングしていく的なあれなんだろうと題名をみて想像してたんですけど、終わってみればテーマが青春のなんであったのかわからずじまいでした。ただ、この映画の大きな特徴であろうコマ割りを多用する編集は面白かったです。演技に関しては、やはり小松もかちゃんがさすがといった印象でして、目も当てられないという子もおらず、すんなりと観ることができました。しっかりとみんな可愛く撮れてましたので、それ以上のことをあーだこーだと言うのも野暮なのかもしれません。野田真実ちゃんがずっとやりたがっていた演技の仕事がこうやってカタチになったということに一番の意義を感じてまして、それに加えてマネージャー役が相当可愛かったので、良かったと思います。これを一つのきっかけに、女優としての仕事が増えていけばと願うところであります。